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【設計サプリ】その12 (設計ミスの防止方法)| 機械設計者が知っておくべき加工の基礎知識

[掲載日]2022.02.15

設計者の皆様

いつもお世話になっております。
株式会社ナカサ見積り担当です。
このページでは
私たちが見積りする中で経験したコストダウンに関する情報を「設計サプリ」と題してご紹介させていただきます。
第12回目は「設計ミスの防止方法」です。

設計者の皆様は設計ミスの対策はどのようにされているでしょうか。
私も金型の設計をやっていた時、設計ミスで作り直しになり、現場に迷惑をかけたことが何度もあります。
この設計ミスは結果としてコストアップにつながります。何とか設計ミスはなくしたいものです。

そこで私自身がやっていた防止方法を紹介します。
少しでもお役に立てればと思います。

(1) 自分自身をリセットする
設計(製図)が終わると間違いがないかチェックします。
このとき、設計が終わった直後にチェックするのは避けましょう。
何か別の仕事、例えば物品の手配や書類の整理など、設計と離れた仕事をやって頭をリセットします。
「自分の思い込み」がチェック作業の見逃しを生む可能性があるため、何でもいいのでチェック前は少し設計とは別の作業を行ってください。

(2) 紙に印刷してチェックする
CADで設計するのが当たり前になった時代ですが、ディスプレイを見てチェックする人もおられるようです。
ディスプレイはそのものに光源があるので「透過光」で見る形になります。
一方、紙を見るときは照明や太陽の光を反射させて見るので「反射光」で見る形になります。
人間は「反射光」で見るときと「透過光」で見るときで脳のモードが変わることが知られていて、「反射光」のほうが分析モードになって、間違いを見つけやすくなるそうです。
私自身この理論を知ったのは比較的最近ですが、紙に印刷した方が間違いを見つけやすいことを経験的に知っていたので、昔からそうしていました。
この理論を知ってからは「いちいち印刷してチェックする」ことを周囲にも推奨しています。

(3) 目の動きを意識する
図面をチェックするとき、どのような順番でチェックしていったほうがいいでしょうか。
私たちが普段読む専門書は横書きが多いですね。左上から順番に目を追っていきます。
図面をチェックするときも同じように左上から図面を塗りつぶすように目を追っていきます。
その時、赤ペンでチェックしていきます。
一通り終わったあと、赤ペンチェックの無い寸法が無いか確認します。
ここでチェックを忘れていた寸法が「自身が見逃しやすい箇所」になり、意外とそこに間違いがあります。
設計ミスが多い人は図面をパシャっと見ているように感じています。
面倒でも隅から隅まで見るようにしましょう。

(4) 言葉で喋る
「指差呼称」という動作があります。安全の為作業をする前に声を出して○○ヨシ!と確認する行為です。
品番や、図番など長い英数字はよく書き間違いがありますね。
確認するときに小さな声でいいので、声に出して確認すると目で追うだけより間違いが見つけやすくなります。
これは、目で見た情報と声を発することで耳から聞いた情報を、頭の中でダブルチェックしているからです。
図面チェックするときもこの「指差呼称」を心がけましょう。

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【この記事を書いた人】

稲田聡(いなたさとし)
株式会社ナカサ 開発室長
ファクトリー・サイエンティスト No,00385
1966年島根県安来市生まれ
1989年からCADによる設計に従事し、当時は自動車のインパネ部品で基板やプリズムなど設計していました。
1991年から現在の会社で主に金型設計で3次元CAD/CAMを利用するようになり30年間複数のCAD/CAMと格闘した経験を持ちます。
現在はコストプラン、センサーを使ったデータ視覚化、インサイドセールスにも取り組んでいます。

(現在の主な使用ツール)
Rhinoceros
Fusion360
Ansys

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弊社ではロストワックス精密鋳造品を主としたニアネットシェイプ素材の切削加工、研磨加工、放電加工を受託加工しています。
設計検討中からでも相談に応じます。

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